MEUROCO DAYS  blog 2012





20120220 気まぐれに

もやもやとしたままではいられずに
ただ捌け口にするのではなく
ゆるやかに上へ向かって行けたら

誰かのためではなく
わたしだけのためでもなく
記すことで改めて刻んで
忘れないように忘れても思い出せるように
それに意味があってもなくても



20120224 わたしはわたし

「どこへ行ってもわたしはわたし」
という基本的なことが分かっているようで分かっていなかった。
改めて思い出してまた違う意味で納得した。

人の多面性を認めること。
その核はひとつであること。

いろんなわたしがいてその真ん中にわたしがいること。

誰かの表向きの面と決して裏ではないけれどそれとは違う面の
両方を知っているとして
わたしがそれらすべてをまとめてその人と認識していること。

何だろ。何かうまく言えないけど。
こういう人なんだと知るのが楽しく思えたらいい。
それもまたその人。そしてわたしもこういう人。

自分が思うわたしと誰かが思うわたしの相違はどこまでも在り続ける。
適当なところで手を打つのではなくそれもまた有りとしたい。

以上思っていることともまとめたいこととも違う文章。
ふわふわしすぎて日本語もおかしい。



20120225 それでもよければ

時間が経ったことにより少しは客観的に見られるようになったかもしれない。
あれは何だったんだろうかとつい意味を考えてしまう。
結局は懸念していた事態に陥って終焉を迎えたということで。

誰も旨味がなければ動いたりしない。
刹那を満たせばいいという考えとこれからを思いたい願望は見事にすれ違う。
それでもよければそれでよかった。
それでは駄目だったからそうではなくなった。
旨味が無くなれば人は動かなくなる。

うわぁ何だか気持ち悪過ぎる。
綺麗事だけでも理想論だけでも現実の汚さだけでも割り切れないのは分かっているけれど
流れるまま失うままっていいようなそうじゃないようなもう何だかな。



20120304 戻らない

環境の変化か久しぶり過ぎるのか文章を書く勘が戻らない。
書く内容を決めてもその意の通りに言葉が並ばない。
元々論理的な文章屋ではないのは重々承知はしている。
けれどこのどうしようもなさは落ち着かない。

もっと上手く言えるはずなのに。
もっと正しく伝えたいのに。
気持ちばかりが空回りしてただ曖昧な比喩が浮かぶだけ。

望まれれば多少でも応えられるとは思う。
今は何もないから何もない上で自分で生み出さないと。

わたしはどこまで戻ればいいのかな。
戻るべきではないのかな。
もう少し努力が必要なことは確かだな。



20120403 春の匂い

春になると感じる匂いはさまざまあれど
何となくらっきょうっぽい匂いがするのはなぜなんだろう。

生家にいた頃は近所の林の前を通るとその匂いがしていた。
引っ越した先ではそれらしきものは感じなかった。
再度引っ越した今の家の近くではやはり林の近くで強烈に感じる。

検索すれば正体がつかめそうだけど
とりあえずそこを通って何からっきょうくさいよねと言うだけにしておく。
もしかしたら春だけじゃないかもしれないし夏の夜にも匂ったような気もするけれど
記憶はいつも曖昧だから確かに今ここでその匂いをかいだことだけ記そう。



20120406 始める始まる

春だからと背中を押されるように何かを始めたくなって
春だからと流されるように何かが始まる

思い通りにいかないことなんてザラ
思い通りにいくこともたまにはある

深い癒しを得たつもりで寄りかかりすぎて
結局失って感情まで捨てたら
楽にはなれたけれど前が見えなくなった

何もないところから始めるにしたって
何もないから始められようがない

過去がわたしを呼び戻そうとする
それにつられて行ってしまってもよいのか
何となく躊躇している自分がいる

ここにいると叫ぶことに疲れて
どこにもいないふりをして
消しても消しても消えない気配を味方にしなければ
存在意義なんて藻屑にも成り得ない

またこじらせちゃうんだな
これからを思うと気が重いです

始めるのか始まるのか
ふたつばかり思うことはあるけれど
踏み出すべきなのか留まるほうがいいのか
まだまだ迷うところです



20120424 来る者拒まず去る者追わず

何かが消えるのが怖くて何とか繋ぎ留めようとしてきたけれど
どうしても抗えない時の流れと人の心の変化に対して
ただしあわせであればいいなんて安易に思える訳もなく

言語化するうちに固定してしまう思考をひっくるめても
今思うことを記しておきたいと思う常

つながりが永遠ではないといい加減納得せよ自分
誰よりも未練がましいのは私だと悟れよ自分

あの一瞬が最高値であるならば
あとは拡散していくだけの密度なのかもしれない
あの一時が宝物ならば
あとは後生大事に抱えていくしかない

花の色は移りにけりないたづらに
人の心もまた同じかと

そしてここに残る確かな虚しさは一体何なんだろう
短い期間でも触れた熱情は痕になっている
もうすべて遠巻きに見ていたほうが傷つかずに済むとさえ
思えてしまうほどに疲れてしまった



20120508 言葉遊び

言葉にならない思い
言葉にできない思い
言葉にしたくない思い
言葉にしなくてはならない思い

心の中には常に渦が巻いていて小さなものも大きなものもあり
手ですくってはそのまま形にしようとするけれど
指の隙間や掌の端から零れ落ちていくので
結局何も残らない。

そのままにしておいていいかな。
伝えるべき人はもういないから。
後はもう自己満足の範囲に過ぎない。
言葉遊びなら胸中だけでたくさんだ。



20120527 紛れもない今

今も消せない名前をふと検索してみると
行き当たったり当たらなかったりする
もしそれをクリックしたとしたら
また繋がるんだろうか繋がらないんだろうか

以前のわたしなら安心したかもしれない
今のわたしは怖くて仕方ない

いろんな考え方があると知っているから
放っておきたい気もするしまた触れたい気もするし
タイムマシンは来ないのに
ひとつのきっかけで呼び戻そうとするのも何だか

きっと思い出す能力がまだあったということだけ
喜んでいればいいのかもしれないな

今の繋がりを大事にしたいけれど
今はどこまでが今なのかは分からない



20120617 手持無沙汰

つい今し方降り出した雨
傘を持たずに出て行った人が気に掛かり

不規則な音に目を瞑るも
浮き上がる乱雑さには勝てずまた開く

止むか晴れるか
太陽はこの雲の遥か向こう

さあ
もう一杯珈琲を飲んで出掛けよう



20120706 まだまだ逡巡

一時的な感情も有り続ける感情も大切
ぐるぐるしたまま下降して行っているような気がしないでもない

メールしてみたけれどそもそもそれが届いたのかどうか分からない
エラーメールが返って来ない分だけ一瞬ほっとするけれど
何かしらの反応があったらとどこかで期待していた自分が恥ずかしくなる
最初に送ったのが返って来たのは内緒

そして例の件はいい加減忘れたほうがいいと思い続けているのに
どこか断ち切れない思いがあることを確認する
あの人はもうどこにもいない
幻の一種だったんだよ多分
でもまた検索してしまう
そしてまた幻滅する
ほらやっぱり幻

持て余して遣り場に困るから
思い出したように捏ね繰り回して

何このどうしようもない虚脱感
もしくは単なる馬鹿

誰に何をどう言っても伝わらない
わたしがわたしの声を聞いても
綺麗過ぎる結末を望んで落ちるだけだから
素直なもうひとりのわたしが欲しいよ
切実に



20120711 ゆるゆると

何となく死に際を思う。
より現実的な幻想が自らを奮い立たせ首を締める。

いいことも悪いこともあったけどさ。
終わり良ければ総て良しに繋がるんだろうかこの現実は。

これが無ければと思うことが次から次へと現れるから
いつまでもあとひとつとかふたつとかいったところで塞ぎ込む。

どんな過酷さも過ぎてしまえばそれなりの過去。
だとしたら今の小波なんて飛び越えるが吉だな。
足を取られるくらいなら気づかないふりをして進んでしまえばいい。
いつの間にか大波になったとしたらそれもまた気づかないうちに飲み込まれてしまえ。
なんて思考は乱暴すぎるかしら。



20120725 いまさら

今更な感

無意識的に感情を閉じ込めて現実に没頭していたから
過去から引き摺る幻想からは少し離れていられた
簡単に戻ることもできると思えるのは救いでもあった

一度呼んでしまったために三度呼び戻されて
すぐに恐怖を感じて踏み止まったのも事実だけれど
これこそ事実に基づく思い込みで何とかしなくては

もうねきっと今更なんだよ
誰も振り返らない場所ばかり見ているのはわたししかいない

引き続き現実に溺れていよう
それが真っ当でそれが普通
誰にも言えない胸の内はここに留めておくのが吉
ねぇだって誰も何もしてはくれないんだよ

返らない言葉だけ未来永劫抱いていく
いつ終わってもいいようにそろそろ本格的に片付けを始めよう



20120731 いつものように

常に息苦しい
どんなに深く呼吸しても胸に入ってこない
いつも酸欠状態で口をぱくぱくしているだけ
誰もいないし何もない



20120810 無理斑無駄

隠れているつもりがバレバレだった件。
隠れていなきゃいけない理由もないけれど。
いつもの気まぐれってことで。

きっといつもの夏。いつも通りの夏。
やる気がないのも何も見えないのも予定調和。

もう少し意識の置き所を移動させたら
もう少し楽になれるとどこかで思う。
それが救いなんだよな今は。

誰の言葉も信じられないなら
自分の言葉を確かなものにしていくしかない。



20120812 いきくるしい

息苦しいでも生き苦しいでも。

言葉を発することを意識的に止めている。
考えない訳ではないから自分の内で思考を転がしている感じ。
今まで幾度となく繰り返して来たこの行為からようやく学んだのは
わたしにとって言葉を発することは呼吸することひいては生きることだという
単純ながら根源的な事実だった。

だから黙り続けるとだんだん息苦しくなってくるし
内に篭った妙に熱を帯びた思考が少しずつ腐り始めているような気がしてくるから
やはり上手い具合に吐き出さないと駄目なのだと思う。

それでも誰かの為になるようなことは言えないし
うだうだ考えているだけでも楽しいこともあるので
意味のないことや暗号じみた譫言を並べるくらいなら黙っていたほうがいいとも思う。

結局どうしよう。
好きなようにするしかないけど。



20120824 いつか終わる

しばらく黙っていた。
言いたいことがふつふつ涌いてもそのままにしておくと
別に言わなくてもいいんじゃないかなと思えてきて
結局言わないでおいた。ゆえの沈黙。

大体どうしてもこれだけはと思うことは本当はないのかもしれない
もしくはあっても数少ないのかもしれない
単なる思い込みでこうでなくてはいけないとか
こうしなくちゃいけないとかどこかで決めつけていて
実はそうしなくてもどうにかなっていくんだと気づいたら
存在意義も失われるけれどわたしじゃなきゃ駄目ってこともないから
かなり楽になれた。それが本音。

譲れないものなんてないよきっと。
全部譲るよ。持っていってよ。

夏も終わりに向かっている。
わたしも終わりに向かっている。
始めることもあるだろうけれど
すべてはいつか終わるんだ。



20120926 忘れてしまえる

いつも最善最良を目指して選んでそうしてきたつもり
効率よく無駄なく進んで行けるように動いてきたつもり

それがいいのか悪いのかはまた別の話

まだまだ気が付かない可能性があるのかもしれないけれど

今ある今しかつかめないなら
今いる今だけつかんでいよう

忘れる速度が加速し続けている
忘れたいことはさらに早く
忘れたくないこともそのうちに
忘れてしまえるだろう



20121124 わからないまま

取り立てて意味はない
意味なんて見つけられないほど
気まぐれな思考で日々を生き延びる

明日を思うだけでぞっとする
生きているかどうかもよくわからない

わからないまま
それでも生きている



20121230 何となく総括

文字通り相変わらずな日々を過ごしております。
変わるには、変えるには、どうすればいいか。
それはやはり意識と行動ありきかと。

今までのそれなりの経験則を生かしてできるだけ無駄のないようにしてきたけれど
その考え方さえ何かどこか間違っているのかもしれないと薄々思いつつ
それをこれからどう壊してどう再構築していくかを考え始めると
急に足元が覚束なくなる気がするのです。

意識を切り替えて行動につなげていくのも難しいなら
まず何か行動をしたほうがよいのだろうかとも思いながら。

きっとこれからもああでもないこうでもないと模索しながら
答えに近づいたり離れたりしてふらふら歩いていくのだと思います。
傍から見ればみっともないのかもしれないけれど
それ以外どう生きていけばいいのかわたしは知りません。

言葉は大事、でもそれだけにとらわれず
もう少しだけ頑張ってみようかと思う年の暮れです。